2018最優秀案 ~多世代家族向けのバリアレスホテル~
「外部に見立てた「土間サロン」が作る多様な奥行き感のある部屋」福山 振一郎
最優秀案が形になりました!実際に泊まることができます。
2018年 テーマ ~多世代家族向けのバリアレスホテル~
2017年の訪日外国人数は、2800万人。
2014年と比較しても倍増しており、
かつ、その滞在期間や、日本の楽しみ方も、多様化している。
さらに、2020年を契機に、
「バリアフリーの進んだ国、日本」、「安全な国、日本」を、
世界にアピールすることができれば、夫婦+高齢者や、夫婦+子供連れなどの
「多世代家族」の旅行者が、
日本に訪れる機会は増大するであろう。
こうした「多世代家族」の旅行は、多くの都市を飛び回るのではなく、
1週間単位で1都市に滞在する「長期滞在型」が多い傾向にある。
そこで、今年のバリアレスシティコンペティションでは、東京にある、
「長期滞在」、「多世代家族」の受け入れを考えたホテル客室の提案を求めたい。
このコンペは、実施を前提としており、最優秀に選ばれた提案者は、
現在都内で進めているプロジェクトに参加することができる。(※参加条件参照)
そのため、提案内容には、建築のアイデアだけでなく、
カーテンやカーペット等のカラーコーディネートや、
テレビ、ソファなどの家具・備品の配置、
日々の清掃を含めたメンテナンスへの配慮なども重要な要素になる。
様々な、「多世代家族」の「長期滞在」を想定し、
バリアレスシティにつながる、日本を快適で楽しく過ごせる客室の提案を期待している。
2018.10.04 2018年 「提案部門」入賞作品を発表します。
沢山の作品を応募していただきありがとうございます。全26作品の中から、最優秀作品を1案に絞ることは、大変でしたが、満足のいく議論ができたと思っています。
最優秀賞の作品は、実際に設計をしていただき、年内竣工を目指していただきます。
■最優秀賞
「外部に見立てた「土間サロン」が作る多様な奥行き感のある部屋」
福山 振一郎
(建築士事務所ウエアラバウツ)
■三井所賞
「家族みんな一緒に寝る」
生駒 大輔(遠鉄建設株式会社)
■宮崎賞
「靴を脱ぎ、床に座る。楽しく過ごす中で”日本文化”に触れる」
斎藤 信正(travelbag)
■劒持賞
「寝床と家族の居間」
石田坂 健太(遠鉄建設株式会社)
■本間賞
「BARRIER AS VALUE -バリアを楽しむホテル-」
丸島 潤
(Bespoke architects一級建築士事務所)
■本多賞
「家族みんなで寝ころべる場所」
後藤 真
■Dick Olango賞
「暮らすように旅するホテル」
小島 弘旭
2018.07.24 2018年の企画準備がスタートしました。もう少しで発表できますので、お楽しみに
2018年3月10日 バリアレスシティフォーラムを開催します。詳細は追ってHPにて